今や美容室の件数はコンビニの5万件よりはるかに多い、約27万件以上と言われていますが、毎年約1万件が開業している傍らで約1万件が廃業しています。
30代半ばの美容師さんはこのままずっと同じ美容室で働いていても、保証も無いし、自分も、顧客もどんどん年をかさねるだけ…将来が不安だ…と悩みを持つ方も多いはず。
しかし安易な美容院の独立開業は自分の首をしめることになりかねません。今回は美容師が独立すると経営は失敗する。【美容室が廃業する3つの理由】についてご紹介します。
その1、経営者自らの力で【集客】ができない
美容室をオープンする時に集客方法はクーポンサイト頼りになっていませんか?
某大手クーポンサイトは国内最大級の会員人数を誇ります。
しかも、今の時代はスマートフォンユーザーが多いのでWEBでの集客は避けて通れないものですが、クーポンサイト頼みの経営では自力で集客する事ことができなくなってしまい、いずれは閉店という末路。
もし仮に、大手サイト方針次第で集客できなくなっても1人立ち出来なくなってしまします。
リピート率の高い、高単価層の顧客を獲得するためには、自力で集客し、リピートしてもらい、良質な顧客になり、選ばれ続ける必要があります。
その2、お客様1人の【客単価】が低い。
集客をする際に特別クーポンを付けたり、割引サービスを行ったり一時的な値下げをして
集客をかければ多くのお客様が来店してくれます。
しかし、たくさんのお客さんを相手するのは疲れるので、サービスの質が下がってしまいがちです。また、初回限定で料金を割引してしまうと、通常価格へ値上げするのが難しくなり、リピート率が下がります。だからまた値引きをして集客することになります。
それを繰り返していくことで、サロンには美意識の低い低単価な単発客ばかりが集まり、美意識の高い高単価で良質な顧客は離れていきます。
そうしてどんどんお金が逃げていく負のスパイラルに入ってしまいます。
その3、毎月の支払いが高すぎて【利益】が出せない
美容室を経営するにあたり絶対に毎月必要になってくる支払いとは、美容室の売上増加に伴って変動する【変動費】売上に関係なく支払う【固定費】の2つがあります。
変動費 = 光熱費・水道費・材料費・販売促進費などがあります。
固定費 = 家賃・人件費・減価償却費・リース料などがあります。
美容室を開業するときに「駅近く」かつ1Fの「路面店」に固執しすぎてはいませんか?
もちろん立地が良いに越した事はありませんが、その分家賃などの金額は上がってしまう事を忘れてはいけません。
商売は立地が命!とは言いますが、美容室の場合、今やWEBの時代。
スタートしてしまうとなかなか削れない家賃は厳しめに検討しても良さそうです。
高利益を目指す美容室経営において家賃比率はだいたい10%以下が妥当だと言われています。
150万円なら15万円です。
家賃比率が10%を上回った時点で知らず知らずに、利益が圧迫されて行くのです。
10%以下の場所を探しましょう。
また、初めての開業で最も陥りがちな「施工業者」に高額な料金を請求されてしまうと、必要以上の固定費で利益が圧迫され、失敗してしまう美容室も多数存在します。
クオリティの高い内装の施工料金を安く抑えるよう意識しましょう。
まとめ
せっかく美容室を独立オープンしたり、開業するするからには数多くのお客様に来店していただきたいもの。湯水のごとく資金があれば別ですが、個人事業主にとっては10万円でも大事な運転資金ですよね。広告の打ち方を間違えてしまったり、ありきたりな集客方法では結果につながらないことがほとんど。
もちろん他の近隣美容室も全力で集客をしていますから、同じことをするだけでは結果がでません。美容室を成功に近づけるには他社より優れた広告を出す必要があります。しかし、いくら多大な広告費を使っても、お客様が来なければお金をドブに捨てているのと同じ行為。
その結果を最大限に高めるために「販促物」を頼む業者選定は、成功事例があって信用できる会社を選定し「お客様が溢れて止まらない」美容室を目指していきましょう。
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株式会社BRIDG DESIGN WORK’S
代表取締役 斉藤 章行
そのお店だけの”ウリ”をいち早く見つけて会社・商品・個人を売れ続けるブランドにする「突き抜けたブランドづくりの達人」株式会社BRIDGE DESIGN代表取締役社長。大阪のコンピュータ系専門学校で様々な技術を学んだ後「カジカジH」「FUDGE」「MYベストヘア」「InRed」など人気雑誌を数多く手掛ける美容専門広告代理店に入社。デザイナー・カメラマン・ライター経験を経て2015年BRIDGE DESIGNを設立。その経験を生かし現在は「突き抜けたブランドづくりの達人」として500社以上の広告制作・空間プロデュースに携わる。実績としてはスタイリスト年収1,000万計画、企業の問い合わせ件数300%アップ、たった3ヶ月で新規顧客2,000人プロジェクト達成や、新卒求人0人が毎年8名以上など、関わった全てのクライアントを圧倒的な成功に導いている。今現在も美容師の独立プロデュース・メーカー・ディーラー・サロンの広報顧問として多くの企業にとっての結果を追求し続けている。最近では、美容師の将来を見据えた「ゼロスタプロジェクト」を推進し、美容室直営店舗の運営にも力を入れています。現在、美容室4店舗、アイラッシュ2店舗を展開し、25歳の美容師が3ヶ月で月給60万円を達成するなど、将来に不安を抱える美容師たちに新たな希望を提供しています。美容業界に新たな価値をもたらすべく、日々取り組んでいます。