全世界中で見ても日本人は働きすぎだと言われています。日本の法律で定められている労働基準法に基づきそれをきちんと守って働いている方も多いと思いますが、時間やお給料さえ法律内に収まっていればブラック企業では無いと言えるのでしょうか?そこで今回は「美容室はブラックと言われるのか?スタッフが辞めないサロンになる為に必要なこと」について考えていきたいと思います。
働きたいサロンの特徴とは?
以前の美容業界はカリスマブームの影響もあり、憧れの職業でした。ですから、朝早くから夜遅くまでのレッスンにも積極的に参加するスタッフも多かったのですが、今の20代の美容師さんに「就職活動で重視している事は?」と聞いてみると
◉福利厚生
◉プライベートの充実
◉拘束時間
などと言う意見が多く
一昔前は買い手市場だった美容業界も今は売り手市場になり、嫌な事があると他店舗への再就職を選ぶ方も多いです。
ブラックなのか、ホワイトなのか。。。
そんな時代になりつつある今、サロン側が提案出来る ホワイト企業とは・・・・・・
特に美容師の様な「職人」業種は就労時間だけを守って
働いてもらってもなかなか人材育成にならず、働いてはもらってはいても技術を身に付けてもらわないとお店の戦力にはなりません。
「子育て親育て」と言うように職場の上司部下の関係も同じで
育てている様で実は人間力を育てられている部分もあります。
お互いの立場を尊重しより良い職場環境を作る為には
「承認欲求を満たし存在意義を持ってもらう」
「やりがいを持ち楽しいと感じられる事」
「自分の居場所の一つだと感じてもらう事」
も必要な要素ではないでしょうか。
気持ちのオンオフをしっかり分けてレッスンの時間に充実感を感じてもらえれば
承認欲求が満たされやる気スイッチが入り相乗効果になりませんか?
出来なかった事が出来る様になり任せてもらえるとやりがいが出来、楽しくなりません
か?
楽しさを感じられると居心地が良く「ここに居たい!」と自然と思えるものです。
能動的に働きたいと思える「空気感」が大事
誰しも自分自身を尊重してもらってると少しでも感じられれば存在意義を見い出せます。
雇用主も就業者もお互いに
「働いてもらっている」「雇ってもらっている」
と思えればそれはもうブラックでもホワイトでもなくクリーンな職場です♡
人のモノの感じ方は法律や時間だけでは縛れず たとえ労働基準法に基づいた雇用形態でも 上司に怒られ、それをパワハラだと感じればそれはもうその人にとって ブラック企業になるのです。
怒りかたひとつにしても「伝え方」が重要。
サロンワーク中に何かミスをしてしまうことは誰でもありますよね。そんな時はつい感情に任せて怒ってしまいがち。
感情で怒られてしまうと人は人格を否定されたような気持ちになり、悲しい気持ちになりますよね。
足りない部分を1つ指摘するのなら
良い部分を2つ伝えましょう。
「叱る」と「怒る」は違います。
叱るとは出来ていない点を指摘した上で今後に活かし成長してもらいたいと願いするもの
で、怒るとは感情任せにぶつける事で私情をはさみます。
1つ叱るなら2つ褒めましょう。
感情任せに怒ってしまったのなら歩み寄り素直に謝りましょう。
職場のスタッフ同士は1日の時間のほとんどの時間を共にする仲間です。
まとめ
いかがでしたか?美容師の世界は昔からブラックだと言われており就労時間外のレッスンや店休日にある講習会や撮影など
下積み時代は特に学ぶ事が多く「自分への投資だ」「技術は見て学べ」などと言われてきました。でも時代が進むにつれてその経営方法もブラックと言われてしまうようになった昨今ですが、信頼関係の構築さえ築き上げれていれば、働き手にとって「最高の職場」になり得るのではないでしょうか。。。♡クリーンな職場ほど、ずっと勤めたい会社だと思えブラックでもホワイトでもなくその企業のカラーで最高の職場になると思います♡
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6歳の男の子と3歳の女の子を持つ2児のママです。 結婚を機に美容師からアイリストへジョブチェンジし、2020年に念願のアイラッシュサロンをオープン♪ これから独立される美容師さんや結婚&出産を控える女性美容師さんに向けて、役立つ情報を発信していきます♡