モルタル造形とは?
モルタル造形とは、特殊なモルタルを使用して自然石やレンガを枕木や大理石などの質感や存在感をリアルに表現できる彫刻工法のことです。
モルタル造形の工法は、左官工事のように塗りつけを行い、そこから削り出して整形していきます。
このことで圧倒的な風合いと存在感が生まれるのです。
比較的、モルタル造形は制作の価格も手の届くものです。
憧れのアンティークなお庭やお家は高価でとても無理だとあきらめる前に一度、モルタル造形をお試しになってもいいかもしれませんね。
思わず入ってみたくなるような印象的なお店、
素敵なお家だと言ってもらえる外観。モルタル造形でそれが実現します。
モルタル造形の伝来
日本に昔から伝わる”漆喰彫刻”。
彫刻というと掘って形を作り出すことを想像してしまいますが、左官の世界での”彫刻”は型に流し込んだり、塗りたして盛り上げて作るもののことを指す場合が多いです。
そういった工程の部分も、日本の左官とモルタル造形はどこか似たようなものがあるように感じます。
明治期になると、西洋風の建築様式が取り入れられはじめ、洋風建築が多く建てられるようになりました。
その流れで、西洋式の漆喰工法や装飾も入ってきました。
それらの装飾は今でも洋間や寝室に使われていることが多いです。
アメリカ発祥の建築技術
モルタル造形は、発祥の国であるアメリカからわたってきた技術です。
独自の文化に進化こそまだないものの、モルタル造形によってその技術だけではなく、
モルタル造形によって表現され、造られたものが生み出す社会の変化は大きなものだと思います。
モルタル造形がなければ、夢の国のエンターテインメントや、
ひときわ目を惹くマンションであったり、新しくモダンな街並みもなかったかもしれません。
気が付けば、少しあるけばモルタル造形で造られたものがあふれる街になっています。
その恩恵をかんじつつ、モルタル造形の存在に気づいてみてください。
施行事例